【BWシングル】霊獣トルネロスとキングドラの比較
今回は雨エースとしての比較なので、以下の構成を前提とする。
霊獣トルネロス 再生力
暴風
拘り眼鏡
キングドラ すいすい
水技 流星群 竜の波動
拘り眼鏡
なお、霊獣トルネロスをエースとした雨を構築する際に考え付いたものである。
※ニョロトノ+キングドラに霊獣トルネロスを加えた構築というよりは、ニョロトノ+霊獣トルネロスを軸にした構築のための記事
まずは、エースとしてのメリットをそれぞれ挙げる。
・火力が高い
・水、ドラゴンの攻撃範囲が広い
・雨状態の素早さが速い(舞ったウルガモス・カイリュー、破ったパルシェンより速い)
・弱点が少ない(ニョロトノと電気弱点が被っていない)
・雨状態以外での単体性能が高い(ラティオスと対面したとき、一方的に流星群でアドを取られるわけではなく蜻蛉返りを交えて展開することが可能)
・交代技(蜻蛉返り)を覚える
・攻撃技を連打しやすい(流星群と違い特攻が下がらない)
・技の範囲が広い(熱風や草結び等、一致技以外にも優秀なのが揃っている)
・耐性が優秀
※キングドラのメリットに物理としての性能が考慮されていないが、これは拘り眼鏡を持った前提であり、且つ、霊獣トルネロスにも命の珠を持った馬鹿力等があるので、型の多さをメリットとはしなかった。
※霊獣トルネロスのメリットに再生力や格闘半減による削り耐性を含めていないが、これはステルスロックやバレットパンチへの耐性を失っているためである。
この2つを比較すると、キングドラは霊獣トルネロスに比べ、構築の地力を底上げすることができるように思える。
ならば、霊獣トルネロスを採用することは構築を弱くすることではないか、という考え方ができるが、細かな利点を活かした構築にできればキングドラと同等、もしくはそれ以上の活躍が見込めるのではないか。
では、構築の強さを犠牲にしてまで、霊獣トルネロスを採用することの利点を細かく解説していく。
1.飛行タイプ(暴風)であること
ドラゴンタイプと同様、鋼タイプに半減であり、さらに電気・岩にも通りが悪い。しかし虫・草に強いので、鋼タイプとこれらのタイプが複合されている場合はドラゴンタイプと違った強さが得られる。(ナットレイやハッサムに通る)つまりラティオス+ハッサムやブルンゲル+ナットレイというキングドラでは一貫させづらい並びに強く出られる。暴風は流星群と違い連続で使うことができるので、起点になりづらく、相手を削る際にも強い。(竜の波動より威力が高い)
2.耐性
ローブシンやキノガッサに削られるのを防ぐ。意地っ張りテクニシャンキノガッサのマッハパンチ+意地っ張りカイリューのジュエル神速を耐えることができる。※キングドラだと乱数
他にもガブリアスの攻撃を耐えるので、襷ガブリアスに対面で勝つことができる。※ストーンエッジだと乱数で落ちる
3.非雨状態での運用
ラティオスやウルガモスより速い。天候を取る利点が暴風の命中なので、無理に天候を取る立ち回りをする必要がない。よって選出や立ち回りに幅が出来る。
4.草結び
霊獣トルネロスを使うに当たって一番重要な技だと思っている。対象はバンギラス+スイクンである。(ラティオスの眼鏡流星群1.5耐えバンギラスを眼鏡草結びで確定2発)霊獣トルネロスを採用する一番の理由は、対雨に強い雨エースだと思っているので、バンギラス+スイクンの並びに打点が持てる草結びはとても便利な技だろう。水タイプ技がないことによるカバルドンへの打点不足も補っている。
以上の4点が霊獣トルネロスの利点として重要な要素だろう。
構築に関して
4.草結びの項目で述べているが、霊獣トルネロスの利点はニョロトノ+キングドラを対策している並びに強い雨エースだと思うので、それを活かした取り巻きを採用したい。しかし雨ミラーに一方的に弱く、マンムーにも弱くなってしまう。
- 後書き
霊獣トルネロス入りを考え始めてから日が浅いので間違っているところがあるかもしれません。鵜呑みにしないでください。当然主観です。
霊獣トルネロスはキングドラ一緒に採用すべきだ、と受け取れるような文章ですが、私が今使っている霊獣トルネロス入りにはキングドラが入っていないので、主張と行動が食い違っています。そういう意味でも鵜呑みにしないでください。